2024/12/29-2025/1/4

第65号
上野友之 2025.01.05
誰でも

12月29日(日)

7:00起床。快晴。

昼は新宿三丁目で来年の公演にご出演いただくKさんとミーティング。

俳優さんと二人きりで話すと、舞台上やパブリックのイメージとは違うことが多い。

帰宅して、「宇野維正×柴那典 ポップカルチャー事件簿」を配信で視聴。

韓国の空港で飛行機事故。いたましく恐ろしい。

SNSでは繰り返し衝突・爆発の瞬間の映像が流れるが、あれは100人以上の人が亡くなる瞬間であるわけだ。あまり触れないようにしないと。

12月30日(月)

7:30起床。快晴。

大掃除らしいことは大してしていないが机周りを片付ける。

あとはドラマを見たり本を読んだり。

20歳と29歳の自分とはほぼ別人であり、20代は2〜3年で自分の意識も環境もどんどん変化していった。

それに比して、30歳以降は今42歳の自分と地続き感がある。20代のような大きな変化は感じない。間に人生初の会社員生活などの経験もあるのに。結婚も子育てもしていないせいもあるのだろうか。

20代のダイナミックさは望めなくとも、40代ももっとメリハリが欲しいなどとふと考えた。

この考え自体が中年の危機的なものだろうか。

12月31日(火)

8:30起床。快晴。

そういえば最近、中途覚醒しないで朝まで眠れるかも。

洗濯したり脚色作業したり読書したりした後、二度寝。

帰省の準備をして、たまっていた新聞を読んでいたらなぜか気持ちが落ち込んできた。

飛行機遅延のメールがきたが、とりあえず今年最後のバーガーキングへ。LINEの返信などして羽田へ。

結果、飛行機は100分遅れ。

滑走路が混んでいてドアが閉まってから離陸までも待機の時間が続く。

とは言え、いくつかの空港事故を想起すれば、安全に飛んでくれればこれくらい何でもない。

機内では去年の帰省と同じく絲山秋子「海の仙人」を読んでやはり涙する。

新潮文庫版は、解説を今年亡くなった福田和也氏が書いている。

無事に着陸して、毎度のことながら「生き延びた」という思い。

しかしこの時点で新千歳からの快速エアポートは終電に近い。

23:30に札幌駅に着くもタクシーがなかなか来ない。

ようやくタクシーに乗って、ギリギリ23:59に実家着。

待っていてくれた両親と蕎麦を頂く。

今年もお疲れ様でした。

年越しを挟んでデザイナーD君がビジュアル案を送ってくれる。ありがとう!

2025年1月1日(水)

9:30起床。札幌は雪。

あけましておめでとうござます。

昼間は一応、某演劇プロジェクトの脚本直しを考える。

札幌に来ると決まって鼻炎が酷くなる。

故郷アレルギーという体質。

諦めて風邪は引かないよう対策する。

夜は親戚が来て恒例の新年会。

頭髪が薄くなった話題を引っ張りつつ、楽しく飲み食いした。

シャンパン、ビール、日本酒と飲んだのでその後は何もできず。

1月2日(木)

7:30起床。札幌は晴れ。

一応、書いたり本読んだりしたが、この日が一番ダラダラしたかな。

1月3日(金)

8:00起床。札幌は曇り雪。

小屋入り二日前で台本はほぼ書けていない、にも関わらず漫画を読んでいるという最悪の夢を見た。

午後は日がさしてきて、父と市電に乗り、近くの神社に恒例の初詣。

そんなに大きな神社ではないが、参拝の行列が出来ていた。

おみくじは吉。

夜は蟹を頂きました。

漫画「うみべのストーブ 大白小蟹短編集」読了。(蟹とかけたわけではない。)

素晴らしかった。Kindle Unlimitedで読んだが、これは紙でも欲しいな。

冬の話が多いのも読むのにベストなタイミングだった。

1月4日(土)

8:00起床。札幌は晴れ。

某演劇プロジェクトの脚本を少しずつ直す。

新年の抱負とかも考えないままもう4日か。

「イカゲーム」Season2を見たり「日本語の外へ」(片岡義男)読んだり。

もうこの歳になると、年末年始の帰省で集中して仕事を進めたり本を何冊も読破したりできるとは思わないようにしている。

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