2025/10/19-10/25

第107号
上野友之 2025.10.26
誰でも

10月19日(日)

9:30起床。曇り。

「殺し屋の営業術」読了。書店で積まれていて気になって購入。

江戸川乱歩賞受賞作。面白かった。

著者は既にプロとして活動しているらしく、それも納得の筋運び。

よく出来たクライムサスペンス映画を観た時のような満足感。

Netflix「The Diplomat」  Season3完走。最後も見事な脚本と見事なクリフハンガー。

続きが楽しみ。

一度寝た後、蚊に刺されて電気をつけ、見つけるまで粘って殺してから再び寝る。

昔は蚊1匹で眠れない程に繊細だったろうか。

10月20日(月)

8:30起床。小雨。

夜は新宿三丁目にて倉田さん電話くんと、さよなら人生・次回公演のデザイン打合せ。

当初のアイディアとは別軸の面白そうな案が出て、写真の撮影場所を探しつつ、三人とも観ていた『ワン・バトル・アフター・アナザー』の話でひと盛り上がり。

なぜか往年の名作『セント・オブ・ウーマン』の話も。

電話くんはとにかく忙しそうで、(自分も色々と仕事を頼んでいるわけだが)体を大切にして欲しい。

終わって倉田さんと桂花ラーメン。二人とも替玉も頼んで解散。

先週が最終回と勘違いしてたHBOドラマ「TASK / タスク」を完走。

改めてとても良かったし、これを見ずに最終回などとんでもない、素晴らしい余韻。

特にマーク・ラファロのある場面での演技には心を打たれた。

10月21日(火)

福岡から来たSさんと新宿で寿司ランチ、そしてコーヒー。

某企画をやりたい、と打診を受けて。

やるのか。やりそう。

夕方から赤坂で先日のオフラインの続き。

結局、今日も休みなしで24:00までかかってようやくピクチャーロック。

お疲れ様でした!

終わって、Pに中華をご馳走になる。赤坂の24時間営業の店。

タクシーで帰宅して2:30頃に寝た。

そうだ、高市首相が誕生していた。

10月22日(水)

7:30起床。小雨。今日は最高13度予報で師走並みの寒さらしい。

「単身リスク」(山田昌弘)読了。副題は【「100年人生」をどう生きるか】。

 だが、彼らの存在は隠された。政府は貧困化する若者が大勢存在することを知りながらも、無視することができた。問題を先送りすることができた。満足な収入を得られず、生活に困窮する若者のサポートを「家族」に押しつけることで、彼らの人生の責任を取ることを一時的に免れたのだ。
 正社員として働ける若者の支援は「企業」に頼り、正社員として働けない若者の支援は「家族」に依存する。政府からも子どもからも依存される「家族」にとっては、たまったものではなかった。それでも大切な家族である。多少の無理はしても、我が子を放り出すことは依然しない。
 格差社会は、ここから徐々に広がっていった。「親や企業など依存先を持つ者」と、「企業にも親にも依存できない者」、つまり「持てる者」と「持たざる者」の明暗が、くっきりと分かれていったのである。
「単身リスク」(山田昌弘)

予報通り終日寒く、終日雨。

ピクチャーロックしたデータを送付して貰うのを待機。

あとは各所に最低限の連絡をしつつ、寒さのせいかすぐ眠くなってしまう。

「窓際のスパイ」最新話など見る。

毎回毎回、よくこんな面白いドラマを作れるものだ。

24:30頃寝た。

10月23日(木)

7:30起床。曇り晴れ。朝の空気は冷たい。

夜は池袋へ。

久しぶりにすしの美登利の立ち食い寿司。

回転寿司含めこの価格帯の寿司では、一番美味くかつリーズナブルではなかろうか。

なんと言っても1貫100円前後からネタがあって、どれも大きく美味い。

今日も、イワシ88円とかイサキ130円とかが絶品。

満足するまで食べても1,500円くらいで、ちょっと感動した。

撮影素材を届け、シネマサンシャインの大スクリーンで、『ワン・バトル・アフター・アナザー』をIMAXでおかわり。

筋を知った上で観ると、改めて素晴らしかった。

IMAXでのクライマックスのカーチェイスは期待以上だったし、最後はやはり泣きそうになった。

全ての要素が良いが、やはり音楽、そして俳優。

今更ながらディカプリオの凄さを実感した。満足。

帰宅して1:30頃寝た。

最近また無駄にSNSを眺める時間が多い。撮影期間など忙しい時はほとんど見ないんだから、気が抜けてるな。

10月24日(金)

6:30に目覚め二度寝して9:00起床。曇り晴れ。

晴れ予報だったが結局雨。

新宿三丁目で少し作業して帰宅して、夕方はリモート打合せ。主に選曲について。

「ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?」(松本祐貴)読了。

資料として、というか今まで突然いなくなった人の話とかよく調べずに書いていたので、「失踪」の実態を学びたく。

自分には想像もできないような波乱万丈、或いは過酷な人生を送る人が、日本にもたくさんいることを知る。人間の生命力もダイレクトに感じた。

Netflixで映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』。

どこかの国から核ミサイルが発射され、アメリカ国内に着弾する……というポリティカルスリラー。

以下ネタバレですが。

映画が2時間なので、発射されてから着弾するまでも2時間以上あるのかと思ったら、

実際は発覚してから着弾まで20分弱。

その20分間を、複数視点で繰り返し描く構成。

①衛星がミサイル発射を見逃す

②迎撃が不発に終わる

という二つの失敗だけで、あとはもうなすすべがなく、アメリカ本土に核ミサイルが着弾し何百万人も死ぬのを待つしかない。

どこまでリアルなのかわからないが多分リアルで、非常に恐ろしい。

軍人たちは「敵国がどこかわからないが、今のうちに反撃しましょう」と大統領に提案するが、反撃もイコール核の発射なので、それはそれで非常に恐ろしい。

しかもこれはいつでも起こり得る事態なわけだ。

物語は着弾直前までが描かれて終わる。一体どういう気持ちになればいいんだ……という映画。

緊迫感のある演出は流石で、脇役で出てくる俳優も豪華で、映画としては非常に優れてはいた。

23:30頃に寝た。

10月25日(土)

8:00起床。小雨。

新宿三丁目で作業など。

寒いとテンション下がるなあという週でした。

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