2025/10/12-10/18

第106号
上野友之 2025.10.19
誰でも

10月12日(日)

3:30頃に目覚めTwitterでダイアン・キートンの訃報を知る。

まだまだお元気だと思っていたので驚き寂しい。

やはり70年代のウディ・アレン映画での存在感は忘れ難い。

『アニー・ホール』はもちろん『マンハッタン』も『インテリア』も。

ウディ・アレンより先に亡くなるとは。

キャンセルされたウディを最期まで信じるスタンスでもあった。

お疲れ様でした。

二度寝して10:00起床。曇り晴れ。

なんかまたダラダラと過ごしてしまった。

23:00頃に寝る。

10月13日(月祝)

7:30に目覚め8時間以上寝てるのに、更に二度寝して10:00起床。

流石にこのところ寝過ぎだ。

撮影の疲れかと思ったけどもう一週間以上経っている。

体調が良くなかったのか?

曇り。世間は三連休か。

ダイアン・キートン追悼で晩年の出演作となった『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』をU-NEXTで鑑賞。

2023年製作の映画で、まだまだお元気そうだったから、改めて訃報は不意打ちだった。

映画としては脚本も演出も散漫でイマイチ。笑

「結婚するカップルの両親同士がダブル不倫していた」という、それこそウディ・アレンだったら100倍面白くするだろう題材。

スーザン・サランドン、ウィリアム・H・メイシーは流石の存在感。

一方でリチャード・ギアはやる気のなさそうな演技で、というより(好きだけど)この人はコメディが出来ないのかと思った。

何歳になっても佇まいからかっこよさが抜けず、それがオモシロにも繋がらない。

その点で、ディカプリオは凄いなと思った。

同じくU-NEXTでHBOのドラマ「TASK / タスク」完走。良かった。

マーク・ラファロ主演、全6話の犯罪ドラマ。

HBOは裏切らない。

どの登場人物も過酷で理不尽な運命を背負わされているのに、見終わると人間の善性のようなものを信じたくなる。

俳優も全員良かった。

(と思ったらまだ続くらしい……あまりに鮮やかな幕切れで完全に終了だと思い込んでいた。)

23:00頃寝た。

10月14日(火)

6:00起床。曇り。朝はだいぶ涼しい。

午前中はモスで作業するつもりが眠くなって一旦帰宅。

午後は新宿三丁目で作業。

主に、監督が送ってくれたオフラインラッシュを見て修正案をメモ。

紀伊國屋書店に寄って、漫画「8月31日のロングサマー」⑧⑨、新書「締切と闘え!」(島本和彦)「ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?」(松本祐貴)、「単身リスク」(山田昌弘) 購入。

週刊連載で途中まで読んでいた漫画「ザ・ファブル The second contact 」を単行本で読み直す。

やはり面白い。

23:00頃に寝た。

10月15日(水)

何か嫌な夢を見て4:00頃目覚め二度寝して8:00起床。曇り。

13:30から赤坂にてオフラインプレビュー。

久しぶりの長丁場、23:30までかかって最後まで辿りつかず、延長して次回に持ち越し。

お疲れ様でした。

夜から小雨。

雑談で海外ドラマの話になって、監督から「ジ・アメリカンズ」をおすすめして貰う。

1話だけ見て、これは面白いに違いないと思いつつ、長くて放置していたが、やはり再トライしよう。

帰って「窓際のスパイ」最新話を見て2:00頃寝た。

10月16日(木)

10:00起床。曇り。どんよりした天候が続く。

U-NEXTにて映画『COP CAR コップ・カー』再見。

数年前の初見時は、とにかくシンプルな設定なのに脚本が面白く、「まだまだ新しいストーリーは創れるんだ」と感心した記憶。

改めて観ても、「少年たちが悪戯で盗んだパトカーは、人殺しをしたばかりの悪徳警官の車だった」、ただそれだけの話。

プロットも大きく展開するわけでもなく登場人物も少ないし、知っている俳優も主演のケヴィン・ベーコンだけ、なのに最後まで飽きない。

細かい演出もいちいち効いていることを再認識。

悪徳警官が実際にどんな犯罪に関わっていたかはほぼ説明されないのも、潔いなと思った。

これで注目された監督のジョン・ワッツ(同い年)はMCUのスパイダーマン・シリーズに抜擢される。

去年やったApple映画『ウルフズ』は、ブラッド・ピット&ジョージ・クルーニーのダブル主演、裏社会のもみ消し屋の男二人が現場で鉢合わせる、といういかにも面白そうな企画なのにイマイチだった。

またタイトな犯罪映画も撮って欲しい。

でまたしても歯も磨かずに寝落ちしていた。大丈夫か?寒さのせい?

10月17日(金)

2:00頃目覚めて歯を磨いて寝て気づけば11:00。いや流石に寝過ぎだ。

晴れ。久しぶりの晴天。

村山富市元総理の訃報。101歳で老衰か。

ヒューマントラスト渋谷で映画『さよならはスローボールで』鑑賞。

閉鎖が決まった野球場で、地域のおじさんたちが草野球の試合をする。本当にただそれだけの話。

HMV&BOOKS SHIBUYAで小説「殺し屋の営業術」(野宮有)、「まっとうな人生」(絲山秋子)、「イン・ザ・メガチャーチ」(朝井リョウ)、「じゃないほうの歌いかた」(佐々木愛)と、漫画「ザ・ファブル」シリーズの未読の巻を購入。

バスで新宿まで戻って帰宅。

「ザ・ファブル The second contact 」読了。

Netflixで配信が始まった「The Diplomat 」 Season3、面白くて3話まで一気見。

劇中でアメリカ大統領が酷いことをしても、言動がトランプよりはマシか……と思ってしまう。

「締切と闘え!」(島本和彦)読了。

 最後にもう一度言いましょう。人生には締切があります。今しか立てないリング、今しかつくれない傷が、絶対あるんです。
 甲子園でも優勝するのはたった一校だけ。あとはみんな負けるでしょう。大半の人は負けるんだから、きっと人は負けるために生まれるんです。ということは、世の中はきっと負けが楽しいように作られている。この世界はそんなふうに作られてると思っていいんじゃないかな。負けにこそ、味があると。
 そしてかっこいい負け方とかっこ悪い負け方があって、かっこいい勝ち方とかっこ悪い勝ち方もある。
 だから我々は、かっこいい負け方をすればいいんです。
「締切と闘え!」(島本和彦)

1:00頃に寝た。

10月18日(土)

5:30に目覚め二度寝して8:30起床。晴れ。

午後から新宿三丁目で作業しようとするも、鼻炎が酷すぎて帰宅。クソ!

柔らかいティッシュを買って鼻をかみまくる。

Netflixの「 The Diplomat」 Season3、やはり面白くて最終話直前まで一気に見る。

面白いのだが、いくらフィクションとは言え、(中国やロシアはともかく)イギリスは怒らないのか、と勝手に心配になる。

“マシなCIA”も

“マシな米国”も存在しない

今あるのはメチャクチャな現実だけ

折り合える日もあれば

酒をあおる日もある

劇中でCIA支局長が語る台詞。

24:30頃に寝た。

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