2024/9/1-9/7
9月1日(日)
8:30起床。曇り。
日比谷でお久しぶりのYさんとランチ。
不思議なお付き合いだが断続的にもう20年近くか。
仕事の話ご家族の話、業界外の人のぶっちゃけ話を聴けるのはそれだけで面白い。
日比谷で映画を観ようかと思ったがビールを飲んでしまったので一旦帰宅。
夜はBさんといつもの串揚げ。
台風は結局直撃はせず。
9月2日(月)
8:15起床。晴れ。
某脚本のクライマックスのイメージだけ思いついてテンションあがったが、
本当にイメージだけで、プロット構成はまだまだ。
夜は「ヘッダ・ガブラー」稽古会、二幕チーム。
9月3日(火)
8:15起床。曇り雨。
河合隼雄「中年危機」読了。
河合さんが中年というテーマで選んだ小説を分析、批評していくのだが、この文章がとにかく面白く、どの小説も読みたくなる。
思う所あって自主缶詰めでホテル泊。
やるかどうかも金になるかもわからない作品の為に。
そういうことも必要だと思い。
知らない街に泊まるのは面白い。
9月4日(水)
8:30起床。晴れ。
執筆しようとホテル近くのエクセルシオールカフェに行ったら広々として雰囲気が良く、長居してしまった。
脚本、全く進まないわけではないが、ラストをどうするか、どこに向かって書くのか自分の中で決めきれないので牛歩。
映画『ラストマイル』鑑賞。
プロットの緻密さ、ミスリードの仕方や伏線回収は流石だった。
ここまでAmazon批判する物語、テレビではなく映画とはいえ、よくTBS製作でできたなと驚く。
特に序盤、台詞と演技演出のテンションが噛み合ってないと感じ、
脚本×監督の相性の問題かと思ったけど、寧ろ野木さん×塚原さんのコンビで数々の名作を生んできたわけで。
テレビと映画の違い?
でも塚原さんは『わたしの幸せな結婚』を観るだけで、映画でも俳優に対して非常に優れた演出をすることがわかる。
うーむ。
9月5日(木)
8:00起床。快晴。
チェックアウトし、昨日に続いてエクセルシオールカフェに。
多摩川が近かったので、一駅分歩いて多摩川を渡る。
徒歩の多摩川は久しぶりだ。
広大な河川敷が、ゴルフの打ちっぱなし?エリアになっていた。
平日昼間なのに結構な人がやっていた。
小さな駅の近くの繁盛している居酒屋のランチで鯵たたき定食。美味しかった。
場所的には二度と来ないかもしれない店。
などとプチ旅行気分を味わって帰宅。
午後は歯医者。
アマプラで映画『ファーゴ』鑑賞。
20数年前、高校生の時にWOWOWか何かで観て以来。
当時は醍醐味を理解できず、最後の死体粉砕の場面しか覚えていなかった。
高校生の自分にはわからなかっただろうな。
面白かった。
9月6日(金)
8:30起床。快晴。
初めてのK2シモキタエキマエシネマで映画『何食わぬ顔(long version)』鑑賞。
濱口竜介監督特集の内、学生時代に映研で撮った作品。
冒頭は明らかにカサヴェテスの『ハズバンズ』。
粗い映像で、途中少しウトウトしつつ、しかしやはりたしかに魅了されてしまった。
劇中劇(映画)から発生する言語化できない感動は、この時点で既にある。
なんであんなに良いと思っちゃうんだろうなあ。
8mmで撮影された2002年の東京を観ていると、このどこかに自分もいたかもなあ、という個人的な感傷もあった。
9月7日(土)
8:30起床。晴れ。
若松河田タリーズでプロット作業。
粗々だが送信。
午後は「ヘッダ・ガブラー」稽古会、二幕チーム。
難しいなりに皆さんだんだん台詞を自分のものにしてきてる感。
上手くいかない所は、距離や向きを変えてやってみるなど、稽古らしい試行錯誤。
夜は某演劇企画、久しぶりのミーティング。
改めてこのプロジェクトをやるやらない含め進め方を話し合い、まだ具体(作品)は固まらないものの、前向きに考えていくことになる。
共有したプロットを元に、改めて物語をああだこうだ言いながら一緒に考えていく時間。
この企画が動き出して早一年以上、作家として、新しい方向を模索したり、奇を衒いたくなったり、気負って迷走もしつつ、結果としてオーソドックスな形に落ち着くのかもしれない。
中華で飲んで解散。
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