2025/5/25-5/31

第86号
上野友之 2025.06.01
誰でも

5月25日(日)

深夜に目覚め二度寝して8:00起床。雨上がりの曇り。

さよなら人生「高尾山へ」最終日。

マチネ、11時回。

ぎぃ子が絶賛してくれる。

榊さんが来てくれたのも嬉しかった(ご夫婦で交代して赤ちゃんを見ながら、ソワレには夫の秋本氏も来てくれた)。

千穐楽、15時回。

上演中に音がスピーカーから出ないトラブルが再発し本当にヒヤッしたが、ソフトを立ち上げ直したら何とか復旧。

ぎりぎり音がなくても成立する序盤の場面だったので良かったが、そこから最後まで「音が鳴ってくれ鳴ってくれ……!」と祈りながらのオペ。

後半は音楽が無ければ台無しなので。

バラしてそのまま空洞で打上げ。

文さん森脇氏が先に出て、自分と倉田さんで最後まで。

気が抜けた感じで深い話とかは出来なかったが、ピザパーティー的でゆるゆると楽しかった。

終電前に解散。

この公演の何が良かったか、どういう時間だったか、今後の反省点などを書きまとめておきたいが、そう言ってる間にもどんどん時間は過ぎていく。

やろうか?と集まり始めてから早2年。

無理そうだなと諦めかけたこともあったし、体力的に想像以上に負荷はかかったし、今後どうなるかもわからないが、自分にとって間違いなく意味のある公演だった。

信頼する人たちが観に来てくれて、ストレートに「良かった」と言ってくれたのも嬉しかった。

全方面に感謝。

5月26日(月)

9:00起床。曇り。

流石にドッと疲れは出てくる。洗濯したり作業したり。

午後イチ、上野家で引き取る道具類を森脇夫妻が車で運んできてくれる。

そのまま少し立ち話。

メンバー内では森脇氏が一番多忙で、意外と落ち着いて話す機会も少ないので、こういう合間の時間も結構貴重。

基本的には前向きに話し合う。

その後は道具の整理や公演で出たゴミの分別。

あとは溜まった新聞を読んだり、遅れてしまったこの日記を書いたり。

家ご飯も料理のストックも無くなっていたので、久しぶりに米を炊いてシンプルなカレーを作る。

夜はやや感傷的な気分でTwitter。

もちろん今後の生活や仕事、経済的な面でも考えねば。

5月27日(火)

9:30起床。曇り。

昨日に続いて溜まった新聞を読むなど。

あとはボーッとしてたような。

5月28日(水)

9:30起床。晴れ。

鮎川さんに教わって、寝る前に睡眠用の音楽をかけカーテンを閉めて寝ると、熟睡できるようになった気がする。覚えている限り中途覚醒が無い。

今は疲れてるだけだろうか。

早起きの為にカーテンは開けてたけど、熟睡の為には閉めた方が良いのかな。

とはいえ寝過ぎだが。

AMは歯医者。ようやく全ての治療終了。昨年夏に通い出してから、1年弱。

定期クリーニングの予約を入れる。

若い頃の怠惰がたたって詰め物だらけだが、歯は大切にしていきたい。マジで。

新宿ピカデリーにて映画『サブスタンス』鑑賞。

今年一番楽しみにしてたが公演中は観に行けず、ようやく。

結論から言うと、期待していた程ではなかった。

過剰な演出もビジュアルデザインも、刺す剥がすぶつかるなどの物理的な「痛い」描写やシンプルな「追いかけっこ」を徹底的にやるのも全部含めて、コラリー・ファルジャ監督のこだわりは前作『REVENGE リベンジ』同様に存分に堪能。

ただカンヌで賞を獲った脚本、後半はわりと安直に感じてしまった。

社会(≠男性)から女性へのルッキズム&エイジズムのプレッシャーや呪いが主題なので、その点は批判しづらいが、そもそも「美しい」デミ・ムーアを、そういう意図とはいえ「醜く」撮りすぎでは……と、これは男の自分が言っても野暮かな。

優れた映画であることは間違いないし、俳優陣は問答無用でリスペクト。

前作のシンプルさは大好きだったので、監督の映画はこれからも観る。

桂花ラーメンを食べて帰宅。太肉麺の大盛はやり過ぎだった。

Apple TVドラマ「The  Studio」完走。

またヘルペスができたしまだまだ疲れているようで、色々手につかず。

本当は5月中に挑戦したいことがあったが、体力とスケジュールを考慮して断念した。

公演でも引用した、

「力をゆるめずに、死ぬまでが修業だと思ってあせらずにゆっくりとやれ」

山本周五郎「樅ノ木は残った」下巻より。

5月29日(木)

9:30起床。曇り。

鼻炎?で鼻水が止まらず。これも疲れのせいか、気温の変動のせいか、風邪か。

バルト9で『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』をドルビーシネマで鑑賞。

脚本、特に「エンティティ」の設定はツッコミどころ満載だが、後半の怒涛のアクション、というかトム・クルーズの全身全霊にはただただ圧倒される。

スパイスリラーの頭脳戦や騙し合いの面白味とかはもはや無い。

今回は第一作からの総括的に、過去映像もたくさん挿入されるので、熱心なシリーズファンでなくともじーんとしてくる。

第一作から約30年ぶりに登場した人物が誰か気づいた時は泣けた。

トム・クルーズの偉大さ、というより、トップスターとしても映画俳優としてもプロデューサーとしても、実人生においても映画史においても、とにかく「なし得る可能性は全てやり尽くしたい」病にはもうお疲れ様ですありがとうございます、としか言えず。

アンジェラ・バセットはNetflixの「ゼロデイ」に続いて大統領役。

5月30日(金)

8:30起床。雨。寒い。

鼻水も止まらず、最低限の連絡と資料映像を見る他は、家でおとなしくする。

久しぶりにバターチキンカレーを作る。

AppleTVドラマ「フレンズ&ネイバーズ」完走。

最後まで面白かった。

ミステリー部分の解決編が、回想とモノローグで一瞬で終わったのも小気味良い。

ジョン・ハム、ここまでコメディがいける俳優だと知らなかった。

絶妙に程よいテンションのドラマだった。

U-NEXTにてドラマ「THE LAST OF US」Season2完走。

こちらはあまりに見事なクリフハンガー。そこで終わるのか。

このドラマの、俳優演出の強度は何なのだろう。

全てのシーンを、俳優が全力で心を込めて演じているように感じる。

キャスティングも素晴らしい。

終末スリラーはそんなに好きではないし、菌に感染する描写も気持ち悪くて苦手なのだが、それでもこれは見てしまう。

5月31日(土)

6:00に目覚めたが二度寝して10:00起床。小雨。

まだまだ本調子ではない。

夕方からお久しぶりのT親子とジョナサン。

お子さんは小学生。1年以上経つ間に当然だがどんどん成長されていた。

元気そうで何より。

ビール2杯でヘロヘロになってしまう。

帰宅して歯も磨かずに寝ていた。

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