2024/12/15-12/21

第63号
上野友之 2024.12.22
誰でも

12月15日(日)

8:30起床。晴れ。東京は朝マイナスまでいったらしい。

若松河田のタリーズで作業。

午後は美容院。

吉祥寺に移動。混んでる街に疲れつつケンタッキーで作業。

夜は某所にて某演劇プロジェクト、現稿の本読み。

ここに来てついに、初めて、この企画の現場に客演のAさんが来てくれる。感謝です。

終って感想言い合いつつ、居酒屋に移動。

食べ物がほぼ売り切れており、キムチ、マカロニサラダ、あと何だっけ、もう一品、つまみのみを肴に飲む。

あれやこれや、楽しかった。

俺は愛する人(俳優)以外には冷たいという話など。

12月16日(月)

8:30起床。快晴。

午前中はイメージフォーラムにて『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』鑑賞。

直前にTwitterで知って行ったのだが、これは本当に観て良かった。

東日本大震災で、大川小学校に通っていた妹さんを亡くした佐藤そのみ監督による映画。

『春をかさねて』は劇映画、『あなたの瞳に話せたら』はドキュメンタリーとして撮られている。

東京でぬくぬくと過ごしていた自分には何も言う権利ないと思い、そう思うこともまた独善かとも思いながら、遺された当事者にしか語り得ない言葉に、ただ耳を傾ける。

『あなたの瞳に話せたら』は、佐藤さんと、二人のお友達が、それぞれ亡くした家族や友人への手紙を読む形式。

これには涙を禁じ得なかった。

作り手(語り手)の当事者性、固有性について考えたし、一切の衒いがない「表現」として非常に優れている、つまり自分と事象との距離の取り方が適切であることにも大変感銘を受けた。

覗くだけのつもりだったABCで「日本人の目玉」(福田和也)、「増補 日本語が亡びるとき」(水村美苗)、「スローなブギにしてくれ」(片岡義男)、「杳子・妻隠」購入。

マジで本買いすぎだろ。

青山通り沿いの地下にある、夜はバーになる店のランチでバターチキンカレー。

ここは立地抜群で雰囲気も良いが、あまり混んでいないので穴場。いつも店主?さんのワンオペ。

夜も行ってみたいのだが

喉が乾燥しきっている。

Netflixで映画『セキュリティ・チェック』鑑賞。

『ダイ・ハード』や『スピード』とまでは言わずとも、とてもよくできたワンシチュエーションのサスペンス・アクション。

このジャンルでは近年でも出色のできではないか。

ジェイソン・ベイトマンという俳優、あまり馴染みがないけど(パッと思い出すのは『AIR/エア』、見てないけど「オザークへようこそ」)、イメージとは違う悪役がハマっていた。

12月17日(火)

10:00起床。快晴。

起きたら喉に違和感と体が怠いのとで二度寝。おいおいまたかよ?

歯医者でクリーニング。

その後、全てを諦め家で休む。くそ!

頭痛がしてきて鎮痛剤でおさえたが、体感では熱も結構上がる。くそ!

豚肉、ネギ、白菜、生姜をぶち込んだ鍋を作って迎え撃つ。

あとは何もできず、U-NEXTでドラマ「岸辺のアルバム」を見始めて感動したりしていた。

12月18日(水)

晴れ。まだ体は怠く、午前中は洗濯しつつ休む。

昨日よりは落ち着いたが、顔合わせなど予定もあるので念のため病院へ。

インフルとコロナの検査をして貰い陰性。

薬を貰って帰宅。

U-NEXTで映画『マージン・コール』鑑賞。

2011年のアメリカ映画だが最近Twitterで知った。日本では未公開だったらしい。

2008年の経営破綻直前のリーマン・ブラザーズ社内がモデルのストーリー。

監督は『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』などのJ・C・チャンダー。

長編デビューにして、ケヴィン・スペイシー、ジェレミー・アイアンズ、スタンリー・トゥッチ、ポール・ベタニー、デミ・ムーアなど大物俳優を見事に捌ききっている。

この時50歳くらいのデミ・ムーアは相変わらず綺麗でスタイルも抜群。

ハリウッドの女優(とあえて言う)さんを見ていると、そのまま歳を重ねても充分に美しいのに、どうして無理に整形するんだろうと勝手なことを思うが、単純にルッキズムでは片付けられないことなんだろうな。

12月19日(木)

晴れたが東京は初雪だったらしく、朝は路面が濡れていた。

まだ喉は違和感。

某所にて「木曜日にはココアを」顔合わせ、読み合わせ。

そういえば演劇の現場で脚本だけで参加という経験はあまりなく新鮮。

読み合わせでは、既に仕上がっている方も何名かいて驚く。

夏の舞台でご一緒した石井萌々果さんの誕生日祝いもできた。

帰宅して、寒かったからかまだ体力が戻っていないのか、19時くらいには横になってしまう。

12月20日(金)

快晴。

まだ喉が痛いなあ。くそ!

歯医者でクリーニングの続き。

午後はまだ病み上がりだからと言い訳して家でだらだらしてしまった。

Tverで「ツッコミ芸人総会2024 大忘年会」など。

こういう特番て普段は見ないけど、浜田さん司会で芸人が集まるバラエティってやっぱり面白いというか完成されてるよな。


夜はKといつもの焼鳥。

某企画の作戦会議のはずだったが、俺の不調もあり、ゆるゆると忘年会的な。

半分は腰痛、頭髪、健康対策などの話。

来年は一緒に動き出したい。

12月21日(土)

9:30起床。快晴。

深夜に目が覚め、インプット用のTwitterリスト一週間分をスクロールしてしまった。

モスに行って作業するつもりが、今度はいつもの鼻炎爆発で全くものにならず早々に帰宅。くそ!

寒いだけで体力が奪われていく。人生毎冬こんなことでいいのか。

U-NEXTにて映画『陪審員2番』鑑賞。

イーストウッドの新作ですら劇場公開されないのか、という話題で騒がしかったけど、そんなことも忘れてしまうくらいの傑作。

シンプルな設定の中で、正義、真実、罪と罰、そして法と裁きという、普遍的で深遠なテーマを描き切るあまりにも見事な語り。

「脚本は葛藤を描きなさい」というまさにお手本のような脚本。

凄い。

イーストウッド、まだまだ撮り続けて欲しいな。

ト二・コレット、クリス・メッシーナ、J・K・シモンズなどキャスティングも手堅い。

ピンポイントで出てくるキーファー・サザーランド、もうジャック・バウアー役は無理というくらいには年を取っていた。

夜は某演劇企画のリモート打合せ。

写真撮影に向けた衣装のこと、今後の情報公開の仕方についてなど。

気心知れた四人でも、いざ公演となるとそれぞれの考え、意見が出るものだな。

話し合いを重ねてたしかに前進している。

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