2026/3/15〜/3/21
3月15日(日)
未来の脚本、まだまだシーン構成を眺めていじるだけの時間。
それだけで5時間以上机の前に座っていた。
「1923」Season2完走。Season1はついこの間の気がしていたが2023年10月だった。
Season1視聴後の当時の日記⇩
「1923」は前作の「1883」に続く、ドラマ「イエローストーン」(設定は現在)の前日譚シリーズ。
モンタナの牧場主・ダットン一家が、この地に辿り着くまでが「1883」、
その四十年後、第一次大戦後の変化の時代に様々な困難に立ち向かうのが「1923」で、
単独でも面白いが、全部観ていると壮大な大河ドラマ、何世代にも渡るイエローストーン・サーガとして楽しめる。俺は完全にこの世界にハマっている。
「1923」の物語は、主に三つのパートで進行する。
ダットン家と、大牧場を脅かす資本家や羊飼い達との抗争。ハリソン・フォード&ヘレン・ミレンはこのパート。
ヨーロッパで大戦に参戦後、心に傷を負い今はハンターとして仕事をするダットン家の甥スペンサーと、イギリス人令嬢アレクサンドラとの大恋愛&大冒険が繰り広げられるアフリカパート。
寄宿学校での虐待に耐えかねた先住民のティオナがシスターを殺害し脱走する逃避行パート。
ここでは、アメリカが原住民に対してどれだけ酷いことをし殺してきたか、正面から描かれる。テイラー・シェリダンは、この問題をしっかり扱うことが多い。
この三つの物語が徐々に絡まり合っていく構成が上手いし、スマホどころか電気も普及する前、アフリカからアメリカへの旅に何ヶ月もかかり連絡も容易ではない時代の、時間と距離のサスペンスもとにかく効果的。
アフリカ編は、あり得ないくらいの恋愛と冒険てんこ盛りでくさい台詞も連発だが、本当にいい男といい女のやり取りなので、惹きつけられてしまう。俳優も皆魅力的。
で、アフリカパートの最後に生き別れとなったスペンサーとアレクサンドラが、更なる苦難に遭遇しながら再び会えるのか……という話を主軸に進むのがSeason2。
とにかく壮大、人々は海でも山でも遭難し獣に襲われ敵から攻撃され、波乱万丈。
シェリダンは登場人物に対して一貫して容赦が無い。
かなり強引な展開もあったが、それでも最後は感動した。
結果的にメインストーリーとはあまり絡まなかった先住民パートもしっかり描かれている。
相変わらず日本では話題にならないし、U-NEXTでも全然宣伝しないので、自分も配信されているのに暫く気づかなかった。
さよなら人生「中年の好機」先行予約期間が終了。
3月16日(月)
明け方に目覚めまた寝て8:30起床。曇り。
今日もバーガーキングと家とで5時間以上、ただ座ってボーっと脚本について考える。
3月17日(火)
明け方目覚め、次に気づいた時は昼、なんでだ?昨日も何も生み出していないのに。
ユーロスペースで映画『蒸発 Johatsu - Into Thin Air』鑑賞。
日本では毎年8万人もいるという失踪者についてのドキュメンタリー。
逃げた(蒸発した)人、夜逃げ屋、探す人、それぞれの視点で断片的な映像が続く。
特に夜逃げのシーンは、これどうやって撮ったの、というリアルな場面。
本人と特定されないようにAIで顔を加工されている人も多く、それが妙な質感を齎している。
ドイツ人と日本人が共同で作ったようで、対象への視線の向け方も独特の距離を感じた。
「失踪」というのは、フィクションでもよく出てくる設定で、自分も書いたことがあり、実際の所はどうなんだろう、今の社会で完全に消えることなんて出来るのだろうか、という取材の気持ちもあり観に行った。
失踪の理由は、間接的に裏社会と関わってしまったケースが多かったが、当然ながらお金問題も多い。
観客も結構入っていたが、「他人事ではない……」と思っていたのだろうか。自分は思った。
そのまま一階上のシネマヴェーラで映画『小原庄助さん』鑑賞。
近年再評価されているらしい清水宏監督特集の一本で、1949年の映画。
清水作品を観るのは初めてだと思うが、溝口健二が「僕や小津は努力の人だが、清水宏は天才である」と言ったことだけは知っていた。
人の良すぎる村の名家の男が、周りの為にお金を使い過ぎてついには家まで失い没落する、という不思議な話なのだが、ラストシーンで歩いていく男の後に、普通なら「終」マークが出るところ、「始」と出るという、なかなか粋な演出だった。
3月18日(水)
朝目覚めても二度寝して起床時間が遅くなっていく。曇り。
夕方から神楽坂へ。
ベローチェで今日も今日とて執筆、というか執筆前の構想、というかただボーッとする時間。
牛歩だが、まずはプロット形式にする所から始めてみる。
読みやすさは気にせず、自分にとってのメモや箇条書きのような感じで。
久しぶりに龍朋で炒飯を食べ、夜はさよなら人生「中年の好機」稽古。
3月19日(木)
日中はバーガーキングで作業などして、夜はさよなら人生「中年の好機」稽古。
3月20日(金祝)
今日も朝はスッと起きられず。小雨。
保留にしていた「中年の好機」ラストシーンの修正案を書いて共有。
U-NEXTで見ている医療ドラマ「THE PITT」Season2、患者の生死に関わる場面にもグッとくるが、医師同士の何気ないやり取りにもふと泣きそうになってしまう。
Season1から見続けて、多様な登場人物についてもよく知っているからで、この、フィクションを現実と地続きに感じてしまう気持ちはドラマならではと思う。
「新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士1」(茅田砂胡)読了。
90年代から刊行されてきた人気ファンタジーのシリーズ。全く知らなかったが新装版が平積みされているのを見て手に取った。
文章も設定も練りこまれているので、読んだ後でライトノベルという括りであることや、企画の大元は「キャプテン翼」の二次創作だったことを知り驚いた。
日米首脳会談。事実上の宗主国のトップがもはや狂人であるならば、その機嫌を損ねずまずは日本人の人命と国益を守らねばならない。
イランの子供たちを100人以上爆殺したトランプに対しても、「世界に平和と繁栄もたらせるのはドナルドだけ」と言わねばならない。
時の首相が誰であっても出来ることは限られる。
振舞い方はともかく、高市さん(というか日本の外交筋)はギリギリ切り抜けたという感じか。
3月21日(土)
7:30起床。晴れ。
午後は小竹向原へ。
アトリエ春風舎で滋企画「ミッキーアイランド」鑑賞。
青年団の佐藤滋さんという俳優の個人ユニットで、一年前の「ガラスの動物園」も素晴らしかったが、今回は古典戯曲ではなく、解散したFUKAIPRODUCE羽衣の糸井さんによる新作オリジナル。
糸井節の生命賛歌は相変わらずのまま、かつては性愛が全面に出ていたのが、今回は老いや孤独や死の気配が濃厚。
満員の客席で少しだけ閉所恐怖症のようになりかけたが、上演が始まると楽しめた。
夜は神楽坂でさよなら人生「中年の好機」稽古。
最初に、キャストの今村さんが発行されているメルマガ用に、倉田さんと一緒にお話させて貰う。
ご自分で編集しているらしい。
こまめな努力を続けているところにリスペクト。
稽古は一応、最後のシーンまで当たって、一周目の立ち稽古は終了。
稽古場は笑いのたえない感じになってきた。
帰宅して、深夜までリモートで美術についての打合せ。
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