2024/9/29-10/5
9月29日(日)
7:30起床。くもり。
引き続き自主缶詰。でも全く進まず。
有隣堂で「すべての月、すべての年」(ルシア・ベルリン)文庫購入。
「掃除婦のための手引き書」も長らく積読のままなのに。
9月30日(月)
7:30起床。くもり。
今日も脚本牛歩。牛歩とすら呼べるのか。
漫画がたくさんあるタイプのホテルで、今更「賭博黙示録カイジ」最初の方を読む。
流石に面白いんですね。想像以上に面白い。
「○○ゲーム」の30年近く前にこれ描いてたんだよな。
脚本は進まないが、9月は設定した日々のTODOを全日達成した。
特に、毎朝目覚ましで起きたのは、人生初ではなかろうか。
10月1日(火)
7:30起床。くもり後晴れ。
11:00チェックアウトまでホテルで粘り、なんとか缶詰の成果を得ようとする。
クライマックスの場面の方向性だけは掴めたのか、掴めたと思い込みたいだけか……。
TOHOシネマズ海老名にて映画『Cloud クラウド』鑑賞。
20歳前後、黒沢清さんと青山真治さんは、映画批評界隈では絶賛されていて、しかし自分は観ても恥ずかしながらよくわからなかった。
観た本数も多くはない。
しかし今作は面白かった。
ご本人はジャンル映画と仰ってるみたいだけど、到底そこにはおさまりきらない不穏さ。
ららぽーと海老名の有隣堂で「灯台へ」(ヴァージニア・ウルフ)、新潮文庫で発売された新訳版を購入。
ウルフを読むのは多分初めて。英米文学科にいたのに、いたのに……。
ららぽーとのフードコードで執筆。
ここは広くて快適で、夕陽の入り方なんかも良かったのだが、
脚本にも今後の人生にも先が見えず落ち込み、全然集中できず。
テラス席で動画を撮りながらダンスの練習をしている女子高生達、青春が爆発していた。
10月2日(水)
7:30起床。晴れ。
深夜、蚊に刺され痒くて目覚め、暫く起きて蚊を退治してから再び寝た。
相変わらず創作について絶望しそうになったので、kindleで「意識低めの創作論: 難しいことを考えずに物語を作る10の方法」読了。
兎野卵さんという方が、kindle本で出している創作についての本の中の一冊。
たしか千葉雅也さんがすすめていた。
夜はシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』(が正式名称でいいのか?)で、先日観た『『SUPER HAPPY FOREVER』が素晴らしかった五十嵐耕平監督の特集上映へ。
『息を殺して』鑑賞。2014年の東京藝術大学大学院の修了作品とのこと。
間の使い方、俳優演出、カメラの動かし方、空気感。上手く説明できないが、この時点で既にスタイルが出来上がっている。
特集上映を知るのが遅かったが、他の作品も観たかった。
Apple TVで毎週更新される「窓際のスパイ」Season4が本当に面白い。
まだまだ続くと思ってたら来週で最終話。どう終わらせるんだろう。
10月3日(木)
7:30起床。くもり。
アガサ・クリスティー「終りなき夜に生れつく」読了。
クリスティーが自己ベストにも選んだ小説らしい。
円熟とはこれかというか、思わせぶりな叙述も、事件が起きるのが遅いことも、ラストに向かって見事な効果をあげている。凄いな。
昨日に続き、兎野卵さんの本を読み続ける。
「いきなり1行目から書く物語制作術」、「つまらなさとはなにか?: 創作に虚しさを感じるあなたへ」、「創作をマネジメントする: 作家という個人事業の戦略について」。
この為に Kindle Unlimitedにも入った。
意地悪な言い方ですが、個人の創作活動も油断すると「クールジャパン」状態になりがちです。差し詰め、「私のセンスと魅力を創作物を通じてみんなにわからせるためにとにかく必死で頑張ろうプロジェクト」といったところでしょうか。こういう不毛な状態を脱するためには、やはり自分自身が一体なにをやろうとしているのか——つまりプロジェクトの具体的定義を——ある種ドライに言語化することが必要だと思います。
10月4日(金)
7:30起床。雨くもり。
バーガーキング、四谷の休憩所など回りながら執筆。というかまだまだ絶望から抜け出せない時間。
ドラマ「メイヤー・オブ・キングスタウン」Season3完走。
うーんこのシーズンも面白かった。この為だけにアマプラでParamount+のサブスクに加入したが満足。
どこまでも俺はテイラー・シェリダン信者。ただしシェリダンはショーランナーのみでもう脚本は書いてないけど。
あるメインキャラクターが死んでしまった。この人は死なせないと思っていた。
Season4に続くのだろうか。
アマプラで見放題になっていた映画『リバー、流れないでよ』鑑賞。うーんこれも面白かった。
タイムループものの新たな傑作だし、映画でも完全にヨーロッパ企画のあの空気、オリジナリティになっていてただただ羨ましい。
Netflixで長らくリストに入れていた映画『スモール・クライム』鑑賞、うーんこれはつまらなかった、というか脚本やキャラクターが所々崩壊していたような……設定や撮影でおっいいかもと思う場面が何度かあって観続けてしまったが残念。
そして今日も兎野卵さんの本。「コンセプトから始める創作論」読了。
10月5日(土)
7:30起床。くもり。その後雨。
外で書いた後、一旦帰宅。
最近昼は軽めにしてるので、セブンのお稲荷とおにぎりを食べた。
が、なぜかチキンラーメンを追加してしまい、これは余計で軽く胃もたれ。
今日も兎野卵さんの本。「創作に悩んだ時のための33の質問: スランプ編」、「やりたいことがわからない時の考え方と動き方」、「偶然が創作を支配する: コントロール不可能なものを巡る思考」読了。
どれも1時間以内に読めるボリューム。
目の前のことだけに集中している人は、「これさえ上手く行けば」という思考に囚われていることが多いです。
夜はアトリエ春風舎にてお布団「アンティゴネアノニマス‐サブスタンス/浄化する帝国」鑑賞。
初見の劇団。
ChatGPTに時間の使い方とか、創作や人生の悩みを相談したら、速攻で優しい返答。
普通に慰められてしまった。
マジで近い将来、映画『her/世界でひとつの彼女』みたいな世界になるのか。
結構落ち込んでしまった週。季節の変わり目のせいとも思いたい。
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