2024/9/8-9/14
9月8日(日)
8:30起床。晴れ。
渋谷へ。
エクセルシオールカフェで作業してたら、隣席に恐らくマッチングしたカップルが。
この空気が終始いたたまれなかった。
二人ともあまり遊び慣れてる感じではなく、男性が何とか話をもたせようとするが、女性の顔は硬いまま。笑いはしても目は全く笑っていない。
どっちもどっちだが、女性も少しは親しくなろうとする空気くらい出してもと内心つっこんでいた。
と思ったら、「そろそろ行きましょう」と言い出した女性に対し、男性は少しでも引き延ばしたかったのか「すみませんもう少し」と言い、しかしあろうことかそこで取った「もう少し」とは、空になったアイスティーの氷をボリボリ食べる、という行動だった。
それはもう無理だって。
当然ながら女性の引き攣った顔。
と、全然集中できないまま出て、ヒューマントラストシネマ渋谷へ。
映画『石がある』鑑賞。
女性が一人旅の途中、河川敷で水切りをしている男性と知り合い、別れる。
あらすじは本当にそれだけ。後半はほぼ台詞無し。
なのだがその徹底したリアルさ?がなぜか面白く観続けてしまう。
笑ってしまう所もあり、人気のない河原で男性が女性を石遊びに誘い続けるという行動だけ見ると、怖くもあり。
不思議な映画体験だった。
HMV&BOOKS SHIBUYAで今さら夏目漱石「道草」、アガサ・クリスティー「終わりなき夜に生れつく」、そして文庫新刊の角田光代「タラント」購入。
そういえば先日、某大型書店でアルバイトしているOさんに、「年齢層に関係なく今売れる作家は」と聴いたら、やはり東野圭吾、そしてアガサ・クリスティーとのこと。
ドトールで作業して、まだ行ってなかったサクラステージを覗いてみようと渋谷を縦断したら、駅の周り(地上)は凄い人混み。日曜だからか最近の渋谷はいつもこうなのか。
そしてハチ公像の前に行列ができていて、何かと思ったら外国人観光客の撮影スポットになっているんですね。
サクラステージのTSUTAYAで「中山七転八倒」(中山七里先生の執筆日記)、「生きることは頼ること」(戸谷洋志)を購入。
また本をたくさん買ってしまった。
夜はル・シネマ 渋谷宮下にて『ナミビアの砂漠』鑑賞。
冒頭の音の演出からしてアイディアに満ち満ちている。
勝手に想像していたものより物語性が少なく、ヨーロッパ映画(というのも雑な括りだが)を観ているような感覚に戸惑いつつ、面白かった。
男性キャラクターの描き方が絶妙に感じた。
批評を漁りたくなる作品。
帰宅して、週一でチェックするインプット用のTwitterリストを見たりしてたら深夜。
今月から一日の執筆ノルマ時間を決めており、それをクリアする為に起きてたら3時過ぎになってしまった。
ちなみにノルマ「時間」で、「量」ではない。
書くだけでなく考える時間が大半なので、結果一文字も進まないこともある。
中山七里先生に見られたら、究極の怠け者と罵られるな。
9月9日(月)
8:30起床。起きた時点では晴れ。雨予報。
結局、雨はほとんど降らず、夏の終わりの快晴だったな。
TLで好評だったNetflixのスリラー映画『レベル・リッジ』鑑賞。
しかし、盛り上がりそうで盛り上がらない感じ。それこそが評価されてるみたいだけど。
9月10日(火)
8:30起床。快晴。
夕方、新宿まで歩いている時に夜になっていく空が綺麗だった。
新宿三丁目の沖縄料理で、先日の舞台でお世話になったスタッフのKさんとKさんと飲む。
中年男性三人。楽しかった。
泡盛のボトルキープなどしてまた集まろうと誓う。
9月11日(水)
8:30起床。晴れ。暑い。
新宿ピカデリーにてアニメ映画『きみの色』鑑賞。
時間的に観れる映画を、とたまたまチョイスしたのだが、これがとても良かった。
いわさきちひろみたいな?ふわふわした絵柄の、ポエティックな世界観か……くらいに観始めたが、
監督の明確な個性とセンスが画面から溢れてきて、何度か圧倒された。
横に引いた線がそのまま海の向こうの稜線になるカットだけでも、才能を見せつけられたな。
ストーリーはささやかな日常を描いているのに、だからこその凄みというか。
修学旅行を仮病で休み、退学した友達をミッションスクールの寮に忍び込ませ、シスター達に隠れて二人で過ごす夜のあの時間。素晴らしかったなあ。
9月12日(木)
8:30起床。晴れ。35℃予想で実際に暑かった。
初めての東京ステーションギャラリーへ。
ジャン=ミッシェル・フォロンの展覧会。
ベルギーを代表する画家で、マグリットに影響を受けたらしい。
不勉強で存在すら知らなかったが、好みだった。
「白い扉」という絵が気になって、何かグッズになっていたら買いたかったが無かった。
京橋まで歩いてドトールで作業し、国立映画アーカイブへ。
増村保造の特集上映。増村は名前だけ知っていてあまり意識的に観たことはなかった。
まずは『暖流』。
岸田國士の小説が原作だが、絶対に岸田の小説はこんなじゃないだろというスピーディーでハイテンションな演出。
知り合いのOさんとバッタリ。
一本で帰ろうかと思ったが、その後の『黒の試走車』を『ナミビア~』の山中遥子監督がパンフレットで絶賛していたので、続けて鑑賞。
9月13日(金)
5:00頃目覚めて二度寝して 8:30起床。晴れ。
テアトル新宿で『ぼくのお日さま』鑑賞。
これを脚本・監督・撮影・編集か。凄いな。
バーガーキングで作業したり必要な買い物があってダイソーに行ったり。
途中、新宿大ガード辺りで、バイクに二人乗りしているD&A夫妻を目撃。
そんなこともあるんだ。
夜は新宿ピカデリーで映画『ヒットマン』鑑賞。
これまた面白かった。
リンクレイターこういうのも撮れるんだな。
脚本の映画でもあり、グレン・パウエルもアドリア・アルホナもセクシー。
ラストの落とし方は、コメディにはしてるけど、実はかなり突っ込んでるというか、
明確に、法規よりも愛を優位に置いている。
グレン・パウエルが監督と共同脚本と知り驚く。
こんなにかっこよくて脚本も書けるとかやめてくれ。
9月14日(土)
8:30起床。晴れ。
いつものようにバーガーキングで作業。
午後は稽古会。
今日は本番(通し)でも使うスタジオで稽古。
終わって、ヘルプで来てくれたOくんとOさんと三人で行きつけの焼き鳥屋。
映画やドラマや本やスポーツの話。
楽しかった。
二年前のに亡くなった松尾くんの命日。
もう二年。
今週はインプット日記になってるけど、一応脚本も書いてるよ。
観た映画はどれも刺激的だった。
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