2025/3/2-3/8

第74号
上野友之 2025.03.09
誰でも

3月2日(日)

5:00に目が覚め二度寝して8:00起床。くもり。晴れ予報。

東京は22℃の陽気。

で明日は5℃で雪も降るとか。なんでやねん。

稽古に向けて考えを整理する。

これも試しにAIに投げてみると驚くほど丁寧にまとめてくれる。


たまには自己啓発本を読みたくなり「「人たらし」のブラック心理術」。

2005年の本だから読んだことあるかも。

時にはこういうのをさらっと読むのも良いな。

久しぶりにカレー作った。

3月3日(月)

5:00に目が覚め読書して二度寝して9:00起床。雨。

寒くなる予報。

なので(?)テルマー湯、マッサージもして貰い、読書しつつ今後の企画について思考。

夜はお久しぶりだが付き合いは古いI君とミーティング。

某企画を打診して頂く。

同世代のお互いの近況も共有。

色々大変、としか言えないが頑張りましょう。

俳優さんが自分の名前をあげてくれるのは純粋に嬉しい。

できればご一緒したい。

アカデミー賞の主要部門はほぼ『ANORA アノーラ』。

好きな作品だしショーン・ベイカーの評価高まるのも嬉しいけど、

この映画がカンヌとアカデミー両方を制したと思うと正直不思議。

3月4日(火)

5:00に目が覚め書き物などして二度寝して8:15起床。最近こんなんばっかり。

曇り。今日は更に寒くなる予報。

主に稽古プランなど考える。

「ほんとうの名前は教えない」(アシュリィ・エルストン/法村里絵 訳)読了。

名前も経歴も偽り対象人物に接近しては、情報や脅迫材料を盗むことが生業の女性。

新たな任務で思わぬ危機に遭遇し、指令を出す正体不明のボスも、ターゲットの男性も、誰も信じられぬ中どうサバイブするか、というサスペンス小説。

面白かった。

主人公は複数の名前を使い分けるしプロフィールも上書きもされていくし、誰がどの情報をどこまで知っているのかの整理も混乱しそうである。

しかし、現在と過去が交互に語られる構成と、プロットの巧みさ、サスペンス演出の面白さで苦も無く読み進められる。

逆に作者は大変だったろうなと思った。

後半はやや強引にも感じたがそれも含め、リアリティと「作り話」味のバランスも好み。

Netflix映画『ホイールマン 〜逃亡者〜 』鑑賞。

Twitterで知った2017年の映画。

ザ・B級映画でちゃんと面白くて90分、とただ楽しむには最高の奴だった。

「ホイールマン」は「逃し屋」という意味で、主人公は銀行強盗犯を逃すのが専門のドライバー。

しかし強盗の待機中、何者かが「そのままだとお前は殺される、逃げろ」と電話してきて、強盗犯を放置して逃亡するが……という始まり。

ほとんど車内が舞台となるが飽きない。

後半は危ない現場に家族(13歳の娘)を巻き込み過ぎだろと思ったが、総じてよく出来ていた。

3月5日(水)

6:30起床。雨。予報通り、朝はかなりの冷込み。

バルト9で『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』鑑賞。

絵に描いたような「過去の因縁」を巡る香港アクション映画。

日本でもヒットしてるらしい。皆こういうの好きなんだな。

「偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理」(降田天)読了。

倒叙ミステリの短編集。

犯人視点で事件が描かれた後に登場する探偵役は、交番の中年警官。

どの短編も設定から興味深く、捻りも効いていて面白かった。

映像化に向いてると思ったが、今のところ無いらしい。

降田天さんは、プロット担当と執筆担当のお二人から成るコンビ作家。

流石、よく練り込まれた小説だった。

3月6日(木)

8:00起床。曇り。昨日の冷え込みはやわらいできたか。

「夜のエレベーター」(フレデリック・ダール/長島良三 訳)読了。

1961年のフランスのミステリ。

著者のダールは「戦後フランス・ミステリー界最高の人気作家」と紹介されている。

メインの登場人物はほぼ二人の男女、一晩の間に起きる出来事、という非常にコンパクトな設定。長さも200ページ強と中編ぐらいのボリューム。

その中でちゃんと事件が起き謎があり疑惑が生まれトリックが解かれる。

ダールは、別名義で書いた「サン・アントニオ警視シリーズ」というベストセラーシリーズが有名で、それだけで180冊も書いたらしい。

3月7日(金)

6:00起床。晴れ。まだ寒い。

日中は歯医者。

「静かな炎天」(若竹七海)読了。

若竹さんも女探偵・葉村晶シリーズも、ミステリー界から常に一定の評価と偏愛を受け、独特のポジションを確立しているイメージがある。

のに長らく積読だったのをようやく読んだ。

これはたしかに、なんというか、絶妙。

乾いたユーモア、気の効いた伏線、ウェットに流れない筆致。

癖になるのもよくわかる。

是非他の作品も読もうと思った。

夜はK &Kと新企画のミーティング。

どんなジャンル、世界観の作品を目指そうか、ゆるゆると共有。

ホワイトボード上に、最近考えているオリジナルのマトリクス図を使って既存作品を書き出し、あれやこれや話し合う。楽しい。

参考のつもりで渡した(他でボツになった)脚本に思いのほか好リアクションを貰い、試しに本読みもしてみる。

深掘りする可能性があるか考える。

一つ一つ反応を貰えることは嬉しい。

3月8日(土)

7:30起床。曇り。寒い。

昨日のミーティングを受け、改めてプロットを考えてみる。

あとはTwitter、掃除、読書。

寒いのですぐ眠くなる。

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