2025/6/29-7/5

第91号
上野友之 2025.07.07
誰でも

一日遅れての配信です。

6月29日(日)

4:30に目覚めてちょっと脚本やって二度寝して9:00起床。快晴。今日も真夏の日差し。

〆切日、またも一日がかかりで脚本書いて夜までかかって送信。

相変わらず時間かかるし、それにしてはまだ粗いところもあるが。

6月30日(月)

5:30起床。晴れ。

午前中うとうとしてしまう。

午後の時間が空いて、暑すぎて涼しい場所に逃げたく新宿ピカデリーにて映画『F1/エフワン』鑑賞。155分か長いな、くらいの気持ちで観始めたが感動して泣いてしまった。

過去の挫折と後悔を抱える一匹狼の初老ドライバーが旧友の誘いでF1に復帰。生意気な新人ドライバーとぶつかりながらもチームのために走り続けるが、という、設定も展開も結末も王道すぎるストーリー。

とはいえ脚本は練られているし、何より撮影が凄い。ほとんどレース場面だがあんなのどうやって撮ってるんだ。いくらかかったのか想像しただけで途方に暮れる。さすがApple映画。

そしてブラピ。正直、演技が上手いのかどうかもよくわからない、まんま本人の基本ニヤニヤしたあの話し方。

ブラピが老人扱いされてるだけで感慨深いし、どう考えても全てを手に入れた人生に思えるブラピも、後悔とか諦念とかあるのかな、と思わせられる顔。

脇を固める俳優陣も、大きな役から小さな役まで皆良い。

ロマンスパートも、ラストだけは「それでいいのか」とは思ったけど、まあ一昔のハリウッド映画らしいと言えばらしい。相手役のケリー・コンドンもとても良い。

観て良かった。

とういかIMAXかドルビーでもう一回観たい。

紀伊國屋書店でピーター・スワンソン「9人はなぜ殺される」購入。

翻訳されたら必ず買うほぼ唯一のミステリ作家。楽しみ。

そのまま新宿で脚本打合せ。課題も確認しつつ進む。

夜はさよなら人生ミーティング。今日も三人。今日もそれぞれ考えていたことが偶然一致する思わぬ流れ。演劇活動だけでなくもっと幅広く考えよう的な話。

次回公演の内容についてもブレスト。

終わって倉田さんと軽く飲む。

7月1日(火)

7:20起床。晴れ。

もう今年も後半か!

午前午後と脚本。

構成を考えて、あいけるわ、駄目だつまらん、を行ったり来たり。

図書館で借りた「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術」(借金玉)読了。

 皆さんは世の中のさまざまな営為を眺めたとき、「これは茶番だ」と看破する能力がとても高いのではないかと想像しますが、いかがでしょう。
【中略】
 しかし、世の中の大半は「やらなくて済めばそれに越したことはないくだらないこと」で形成されているのもまた、事実だと思います。
【中略】
 理想は、怜悧に茶番を茶番と認識しながらも、同時にその茶番に向かって全力で突撃していけるマインドセットです。世界は茶番です。無意味でくだらないクソです。でも、勝ちたかったら全力を出すしかないわけですよ。
 戦略分析にはメタ視点や俯瞰視点が不可欠ですし、歩兵として突撃するにはためらいを捨てて雄たけびを上げながら走るしかありません。あなたは怜悧な戦術家であると同時に、一番槍を突く英雄である必要があるのです。人生は分業できないので、この矛盾を丸ごと飲み込むしかつまるところありません。
【中略】
 「つまるところやるしかない」という局面は人生において多くあります。そういうときにすかさずリミッターを外すことができれば、かなり楽になる。それは、「やるしかない」という局面において不要な錘そのものですから。
 やっていきましょう。
「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術」(借金玉)

Disney+に再加入して「THE  BEAR」Season4視聴開始。3話まで。

今のところウェット多めか。

7月2日(水)

8:15起床。曇り。

今日も今日とてバーガーキングで脚本に向かう。

ノルマ時間をただiPadに向かって座ってるだけな気もする。

しかしそれも大事と思いたい。

夜は「THE  BEAR」Season4を見進める。

大評判の7話でまんまと泣く。

近年の配信ドラマの中でも出色のエピソードではないだろうか。

素晴らしい点をあげればキリがない。

ここまで積み重ねてきたものが全て結実した回。ここまで見続けてきて良かった。

ゲスト出演も豪華すぎて笑う。そして皆ノリノリで芝居してるのも最高。

特にジョシュ・ハートネットが好き。

こんなドラマを創る側の人生が良かった。

7月3日(木)

8:30起床。晴れ曇り。

AMは歯医者でクリーニング。

歯磨きの全てをダメ出しされ、歯ブラシの持ち方から全てを指導される。

43年の人生の歯磨き全否定。

シアタートラムにてiaku「はぐらかしたり、もてなしたり」観劇。

久しぶりのiaku。平日マチネ満員!

渋谷に移動してHMV&BOOKS SHIBUYAで漫画「8月31日のロングサマー」(伊藤一角)②③購入。

ル・シネマ 渋谷宮下にて映画『カーテンコールの灯』鑑賞。

家族の辛い過去を抱えた中年男性が、小さな市民劇団と出会い、ロミオ役をやることになり、という小さな物語。

良かった。

この規模の映画こそ、映画館で観られる状況が続いて欲しい。

とはいえ自分も、生活と映画(Podcast)で推薦されてなかったら観なかったな。

7月4日(金)

二度寝して9:20起床。晴れ。

脚本、後半の書ける場面から書いていく。

「8月31日のロングサマー」(伊藤一角)②③もとても面白かった。

「THE BEAR」Season4完走。

最後までお見事で、なんかショーランナーが同い年なのが辛くなってきた。

U-NEXTで見ていたドラマ「DUSTER / ダスター」も最終話。

J・J・エイブラムスによる、70年代のアメリカを舞台にしたクライムアクション。

エンタメに振り切り毎回ちゃんとクリフハンガーをやる。

絶妙の軽さも含めて楽しかった。

7月5日(土)

5時前に目覚めて少し脚本やって二度寝して9:00。晴れ曇り。

バーガー、モスと渡り歩いて脚本やるが、午後はなぜか鬱々としてしまい全く進まず。

こういう時どうすれば良いかいまだにわからないな。

それでも座ったままノルマ時間だけクリア。

夜は倉田さん文さんとM氏でいつもの焼き鳥屋。

約二年前、この四人で飲んだのがさよなら人生結成に繋がったのであり、公演でもM氏には色々サポートして貰ったのでその御礼を兼ねて。

各々の近況(体の不調、笑)を共有しつつ、今後の話も。

色々思い通りにはいかないけど頑張っていきましょう。

改めて、焼き鳥や料理の美味さに感動。特につくね。

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